大学入学と同時に上京し、現在二年目になるという彼女。一年の時に彼氏ができ、充実したキャンパスライフを満喫していたが、二年の終りになる頃、彼氏の金遣いが段々荒くなってきたのだという。バイトで得た月10万円程度の収入を友達の影響で始めたスロットにほとんどを費やし、加えて服代や友人との交遊費で貯金はまったく無かったという。お金が無いのでデートにもいけず、かなり不満に思っていたようだが、バイト代を何に使っても自由だしスロットで買った時に奢ってもらったりしていた後ろめたさがあったので、やめて欲しいとは言い辛かったのだという。一度「せっかく大変な思いをして稼いだお金なんだから」とそれとなく言ってみたことがあったが、「そうだな」と言われただけで大した返答も聞けずにそのまま流れてしまったらしい。ある日、彼氏から車を買いたいのでお金を貸して欲しいと相談があった。車があれば電車でわざわざ人の多い場所に行く必要もないし、維持費がかかるからスロットにも行っていられなくなるとの話だった。それで昔みたいに遊べるようになれればと期待して今まで貯めてきた貯金を貸したのだという。それから以前よりも「金が無い」というのが口癖のようになり、理由を聞くと「維持費と保険とローンで全部持っていかれる」とのことだった。車で遊びに行っても、次第にデート代は彼女が負担するようになり、車の購入で貸したお金の返済も期待出来そうに無かった。段々と会う回数も減り、このまま続ていけないと彼氏に別れを告げ、貸した100万円程の金は「少しずつ返す」と言われた通り、彼女の口座に振り込まれたが、後になって「彼女のクレカ」で借りられた金だということが明らかになった。直ぐにクレカを止め、彼氏に連絡するも音信不通で毎月の返済だけが残り、今のアルバイトでは到底間に合わない為、AVのような手早く稼げる業界を選んだのだという。