僕はこの春、就職の為に上京。小さな頃から田舎の家を継ぐように育てられ、地元で就職する予定だったのだが、あることが原因で半ば強引に東京へやってきたのだ。僕には妹がいる。名前は「いち夏」。いつも僕の後をついてきて近所でも仲の良い兄妹として見られていた。しかし妹は歳を重ねても僕に依存し、ある日「お兄ちゃんの事が…好きなの…」と打ち明ける。妹の言動に驚いたが迫られると子供の頃とは違う少女の匂いに翻弄され、過ちを犯してしまった…。僕は罪悪感に苛まれながらの生活に耐えられず妹から逃げるように家を出た…。
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